歯周病の症状
歯ぐきの腫れの原因
健康な歯ぐきはピンク色で引き締まっていますが、腫れている歯ぐきは赤くぶよぶよしています。歯周病の初期症状の一つとして、歯ぐきの腫れが見られる場合も多くあります。そのまま放置しておくと悪化する可能性もあるため、症状に気づいたら、できるだけ早く歯科医師に相談することが大切です。
歯ぐきの腫れや炎症は主に、プラーク細菌が歯の周辺や表面、歯と歯の間に蓄積されることにより引き起こされます。炭水化物(糖類やでんぷん)を含む食べ物のかすがお口の中に残っていると、プラークが形成されやすくなります。
歯磨きをしてきちんと細菌を取り除かないと、歯ぐきが腫れる恐れがあります。炎症はやがて歯を支えている歯周組織にまで広がり、歯槽膿漏のような重度の歯周病に進展することさえあります。
歯ぐきの腫れの原因は他にもあるため、気になることがあれば、ただちに歯科医師に相談しましょう。
歯ぐきの腫れの対策
歯科医師への相談や定期検診を受けることに加え、自分自身でプラーク細菌を除去する方法もあります。これらの方法を実践することが、歯ぐきの腫れの予防につながります。
- ハミガキを使用して、1日2~3回、少なくとも2分間はブラッシングをする。
- ブラッシングには、ヘッドが小さく、柔らかめで毛先が丸いタイプのハブラシ、または電動ハブラシを使用し、特に歯と歯ぐきの境目をていねいに磨く。
- フロスまたは歯間ブラシを使って、歯と歯の間などハブラシの届きにくい部分のプラークを取り除く。
- 定期的に歯科医院で検診を受けることで、症状が現れる前に歯ぐきの異常を見つける。歯ぐきから血が出たら、ただちに歯科医師に相談して、症状が悪化する前に対処する。