歯周病の症状
歯ぐきから血が出るのは、何のサイン?
歯磨きの後やフロスを使った時に血が混じるのは正常な状態ではありません。それは歯周病の初期症状の可能性があり、歯の喪失へ至る最初の段階を示している可能性があります。
血が混じるのが時々であっても、歯ぐきから血が出たら、そのまま放置しないようにしましょう。
歯ぐきから出血する原因
歯ぐきからの出血は、歯垢(プラーク)と呼ばれる細菌の塊が、歯の周辺や表面、歯と歯の間に蓄積されることにより引き起こされます。プラークがきちんと取り除かれていないと、歯ぐきが炎症を起こし、出血する場合があります。
歯ぐきから出血する原因は数多く考えられます。過度の歯磨きや強すぎるブラッシング、新しいハブラシで磨いたり、フロスを習慣的に使用することでも、歯ぐきから血が出ることがあります。また、服用している薬によっては、歯ぐきに出血を引き起こすものもあります。
歯ぐきからの出血を抑えるには
歯ぐきから出血したら、理由をあれこれ考えるより、できるだけ早く歯科医師に相談することをお勧めします。症状を確認したうえで、最も適した対処法を提供してくれるでしょう。
歯ぐきからの出血を抑えるには、自分でできる簡単な対策もたくさんあります。次に紹介する4つのステップをぜひ実践してみてください。オーラルケア習慣を改善することで歯周病への悪化を防ぐことができますので、歯ぐきが出血した時に限らず、毎日続けることが大切です。
- ハミガキを使用して、1日2~3回、少なくとも2分間はブラッシングをする
- ブラッシングには、ヘッドが小さく、柔らかめで毛先が丸いタイプのハブラシ、または電動ハブラシを使用し、特に歯と歯ぐきの境目をていねいに磨く
- フロスまたは歯間ブラシを使って、歯と歯の間などハブラシが届きにくい部分のプラークを取り除く
- 定期的に歯科医院で検診を受けることで、症状が現れる前に歯ぐきの異常を見つける。歯ぐきから血が出たら、直ちに歯科医師に相談して、症状が悪化する前に対処する