歯周病の進行段階
歯肉炎の原因は?
歯肉炎は主に、歯垢の蓄積、すなわちプラーク細菌が歯の周辺や表面、歯と歯の間といったハブラシが届きにくい部分に絶えず付着することより引き起こされます。このプラーク細菌によって歯ぐきが炎症を起こし、赤く腫れてしまいます。
さらに進行すると、歯と歯ぐきの間に小さな隙間(歯周ポケット)ができます。そのまま放置しておくと、歯周ポケットは徐々に深くなり、知覚過敏や歯槽膿漏など、さらに深刻な疾患を引き起こす恐れもあります。
喫煙は歯肉組織への血液や栄養の流れを減少させるため、喫煙者の歯ぐきは感染症を起こしやすい状態といえます。
歯肉炎対策
歯肉炎は、早期に歯科医院で治療を受けることで治すことができます。歯科医師や歯科衛生士は、歯肉炎の症状が現れる前に問題を見つけ出すことができるため、定期的に歯科医院で検診を受けることが大切です。
一方で、普段から自分で実践できる方法で、適切なオーラルケア習慣を継続することも歯肉炎リスクの軽減につながります。ハミガキを使用して、1日2~3回、少なくとも2分間ブラッシングをすることもその一つです。